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イソフラボンの酸化ストレス低減効果と抗酸化力

谷口病院 鈴木史明先生に大豆イソフラボンと酸化ストレス低減効果と抗酸化力の関係についてお話を聞きました。

谷口病院鈴木史明先生写真

医療法人定生会谷口病院勤務 鈴木史明先生

医療法人定生会谷口病院勤務。相談しやすい産婦人科専門医として人気を集めるほか、 日本抗加齢学会専門医、日本女性医学会認定医、日本公衆衛生学会認定専門家、予防医学指導士、禁煙専門医師、 産業医、健康スポーツ医としても幅広く活躍。「病気にならない医学」をめざして多方面で研究を進めている。

鈴木先生がこれまで診て来られた更年女性には、どんな症状が多いのでしょう

更年期障害といえばホットフラッシュと思われがちですが、私が診てきた中では、日本女性にはむしろ、肩こりや頭痛、不眠、うつ症状を訴える方が多いですね。最近とくに増えているのが、うつを訴える方です。ただ、その中の3割くらいは更年期によるものではなく、本来のうつ病の方もいらっしゃいます。

更年期のうつと、うつ病では、対処法は違うのですか?

治療法はまったく違います。うつ病では抗うつ剤が効果的ですが、更年期によるうつ症状では、ホルモン補充療法など更年期症状の治療で改善することが多いですね。

更年期障害の治療については、やはりホルモン補充療法が効果的なのでしょうか?

それは確かに、不足していたエストロゲンそのものを補充するのですから、人によっては劇的ともいえる効果が期待できるでしょう。ただご存じのように、ホルモン補充療法では、どうしても副作用の問題が出てきます。数十年前には子宮体ガンのリスクが言われましたが、これについては現在では黄体ホルモンを同時に投与することで改善されています。現在では、乳ガンリスクが懸念されています。

先生がイソフラボンに注目されたのはどうしてですか?

更年期障害の治療法としては、ホルモン補充療法のほかに漢方があります。しかし、私のこれまでの経験からいうと、漢方では「切れ味」として物足りない面があると感じています。また、漢方は症状の改善しか期待できませんが、イソフラボンはホルモン補充療法の代替療法としてだけでなく、抗酸化作用によるアンチエイジング効果など幅広い効用が期待できる点を評価しています。

イソフラボンを実際の治療に使った感想はいかがですか?

効果的なホルモン補充療法があって、でもこれは副作用が心配。その一方で漢方があって、これは効き目が人による、と・・・。その中間的なポジションとしてニチモウバイオティックスのイソフラボンという選択肢があるということは、臨床的にも大変ありがたいことですね。

今度の研究で、ニチモウバイオティックスのイソフラボンを使われたのはなぜですか?

まず、「ダイゼインリッチアグリコン型イソフラボン」であるということが第一です。イソフラボンの中でもニチモウバイオティックスのイソフラボンは、これまでハーバード大や京大、滋賀大などでも研究に使われてきましたから、品質的に信頼できました。それに「ほかのイソフラボンに比べて1000倍以上の抗酸化作用」という宣伝文句にもとりあえず惹かれましたね(笑)。

(笑)それで、研究結果はどのようなものでしたか?

申し訳ないけれど、1000倍というのは単なる宣伝文句だろうと。それほど効果が出るはずがないだろうと。それが、まさかと思える明確な結果が出たんです。ニチモウバイオティックスのイソフラボンの抗酸化力は確かなものでしたね。

ところで改めて、酸化ストレスとはどういうものですか?

酸素っていいものだとみんな思っているでしょ?でも、研究室のラットは、100%酸素の中では寿命が極端に短くなってしまいます。酸素は、生物に必要なものである反面、毒でもあるんです。最近よくいわれる活性酸素はその代表で、体内で細胞を酸化、つまりサビさせてしまいます。これが酸化ストレスです。最近では老化の原因であることもわかってきていますね。

では、アンチエイジングのためには、「抗酸化」が重要ですか?

私が所属する「日本抗加齢学会」でも、アンチエイジングに重要なのものに「抗酸化力」や「免疫力」があると考えています。若々しく元気な人生のために、「ダイゼインリッチアグリコン型イソフラボン」をサプリメントとして摂るのは、とてもいいことだと思いますね。

イソフラボンの更年期SMI指数および酸化ストレス改善効果

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