更年期以降とイソフラボン

更年期からそれ以降の気になる症状「膣炎」

更年期だけでなく更年期以降に 膣炎は起こりやすくなります。

どんな症状?

膣は肛門に近いため不衛生になりやすく、細菌感染の危険にさらされています。 しかし、膣には自浄作用があり、細菌の感染を防いでいます。ところが更年期以降になると、大腸菌やぶどう球菌などに感染しやすくなり、膣炎を引き起こします。膣炎があるときの症状としては、痛み、かゆみ、排尿時のしみる感じ、乾燥した感じ、性交時の痛みなどがあります。

なぜ起きる?

膣の中には乳酸を作り出す常在菌がいて、膣内を酸性に保ち、細菌に感染しにくくなっていますが、更年期になるとエストロゲンの不足によってこの常在菌も減少していきます。その結果、自浄作用が衰えることに。 また、エストロゲンは、膣粘膜を潤して厚く丈夫にしてくれる働きがありますので、エストロゲンが減少していくと粘膜が薄くなりちょっとした刺激にも傷つきやすくなります。この膣炎は、更年期が過ぎたら大丈夫というわけではなく、更年期以降にも繰り返し発症することがあります。

簡単セルフケア
  • 更年期女性イソフラボンサプリメント飲用エストロゲンに似た作用が認められているアグリコン型イソフラボンには、膣炎に対しての改善作用が確認されています。(1)サプリメントなどを上手に利用して、エストロゲン不足をやさしく補いましょう。
  • 外唇部の清潔を心がけましょう。ただし、洗いすぎると本来の自浄作用を損ないますので、刺激の少ない石鹸の泡でやさしく洗い、お湯でしっかり流します。
  • ガードルなど締め付ける下着は控えましょう。

臨床データアグリコン型イソフラボンの萎縮性膣炎改善効果(1)

医療法人ソフィアレディスクリニック(神奈川県相模原市・佐藤芳昭院長)が行った臨床試験で、 ダイゼインリッチアグリコン型イソフラボンが萎縮性膣炎の症状を軽減することが明らかになりました。

試験概要<

膣スメア(膣粘膜の剥離細胞、白血球、粘液からなる膣内貯留物)によって、萎縮性膣炎を有する患者の客観的また形態的な変化を検討したもの。投与前には、細菌が多く、細胞が縮んでおり細胞質が暗いなど老人性膣炎を有すると診断できた12例中10例(83%)に改善が認められた。

  • 試験方法: ダイゼインリッチなアグリコン型イソフラボンのサプリメントを1日20~40mg飲用してもらい変化を確認した。

アグリコン型イソフラボン投与前後での膣スメア

アグリコン型イソフラボンのエストロゲン様作用による働きで改善できたと考えられているよ。

エストロゲンにはもともと粘膜の潤いを保つ働きがあるんだけど、作用が似ているイソフラボンにも同様の働きが確認できたのね。

参考文献

  • (1)■「HRT補完の代替医療(CAM)としてのイソフラボン・アグリコン投与の有効性」更年期と加齢のヘルスケア Vol.4,No.1,pp.93-99,2005
よくある質問
Qイソフラボンは、女性なら何歳でも飲んで大丈夫ですか?
A

食品安全委員会のイソフラボンの評価によると、15歳以上の方を対象としています。(妊娠中および授乳中は除く) し…

[続きを読む]
Qホルモン補充療法(HRT)を行っています。イソフラボンを摂取してもいいですか?
A

併用は特に問題はありません。 ただし、イソフラボンの女性ホルモン様作用を期待して併用される場合は、残念ながらイ…

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Q更年期を過ぎても飲んでいいですか?
A

もちろん大丈夫です。
女性の場合、更年期以降に特に注意したいのが骨粗鬆症です。
閉経後…

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